税金を滞納してしまった時の相談窓口はどこ?調べ方も解説

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税金の滞納をしてしまったが、どこに相談すれば良いか分からない。

自分が税金の滞納をしているか確かめたい。

徴税吏員として5年間市役所の納税課で実際に税金の滞納の相談を受けていた筆者が解説します。

税金の滞納した場合の相談窓口はどこ?

税金を滞納してしまった場合、どこに相談すれば良いのか?

それは滞納している税金が

市区町村税であれば市区町村役場

都道府県税であれば最寄りの都道府県税事務所

国税であれば最寄りの税務署 になります。

税金は種類によって管轄が異なる

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税金は市区町村税、都道府県税、国税に分類され、税金の種類によって取り扱っている行政機関が異なります。

下記は比較的身近なものをピックアップしたものですので、参考にして下さい。

 

市町村税:市区役所、町村役場 税務課•納税課•収納課で取り扱っている税金

住民税(市区町村•都道府県民税)

国民健康保険税

固定資産税

軽自動車税

法人市民税等

県税:都道府県税事務所で取り扱っている税金

自動車税

不動産取得税等

国税:税務署で取り扱っている税金

所得税

法人税

相続税

贈与税

消費税等 

それぞれの行政機関ってどこにあるの?

市区町村税は自分の住所のある市区町村役場となります。

『税務課』『納税課』『収納課』といった名称の部署が所管となります。

都道府県税は県税事務所が所管となります。

対象地域、対象の税金の種類によって、問い合わせ先が異なりますので各都道府県のホームページで確認するか、最寄りの都道府県税事務所に問い合わせしてみましょう。

国税は税務署が所管となります。最寄りの税務署がその地域の管轄となるため、最寄りの税務署に確認してみましょう。

何の税金が滞納しているか検討もつかない人は?

税金がかかる人はどんな人かをチェック

何の税金が滞納しているか検討もつかない方のために、それぞれの税金がどんな人が課税になるか下記にまとめました。

■一定額以上の収入がある。→住民税

■土地、建物、償却資産がある→固定資産税

■自営業である、社会保険に加入していない→国民健康保険税

■軽自動車、バイクを保有している→軽自動車税

■普通車を保有している→自動車税

■事業をやっている→法人税、法人市民税、消費税、所得税

■親族が亡くなり相続した→相続税

■高価なもの、お金の贈与税を受けた→贈与税

税金の通知には必ず目を通す

通常税金を滞納していると、督促状や催告書といった『税金を払って下さい』といった主旨の通知が届きます。

通知には必ずお問い合わせ先が記載されていますので、それを確認する事ができればすぐに把握する事ができます。

 

以上該当しそうな税金があれば所管の行政機関に問い合わせしてみましょう。